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三十六さくにぐるをこれ上計じょうけいとす

 

-三十六策,走是上計-   南斉書 王敬則伝
南斉書なんせいしょ:五十九巻。南朝梁の蕭子顕の撰。南朝斉の正史。「斉書」ともいう。)

 

【原文】
敬則曰、
檀公三十六策、走是上計

 

【書き下し文】
王敬則おうけいそくいわく、
檀道済だんどうさい三十六さくにぐるをこれ上計じょうけいとす
 


 

【意解】
 南北朝時代に活躍した檀道済だんどうさいという将軍の戦いぶりを評した言葉だという。
普通に「三十六けいげるにしかず」と言っているが、元はこの表現である。
多くの戦略戦術の中で、三十六さくけい)、げるのが上計じょうけい(上手な戦い方)
の理由として、勝算が無いのに、戦って負けたのでは、元も子もない。
勝算が無いと判断したら、撤収てっしゅうして戦力を温存おんぞんしておけば、
勝機しょうきめぐってくる、という考え方である。

敵との戦闘が不利な状況においては、降伏こうふくしてしまうか、
停戦(和)をうか、逃走とうそうするかである。
降伏は完全な敗北である。
停戦は(交換条件を与えねばなず)半分敗北になる。
しかし逃走して勢力を保ったならばそれは敗北ではない(挽回ばんかいが可能である)。
勝利が不可能と認識したときに退却たいきゃくして損害を回避かいひするのも、
指揮官として必要な判断力だろう。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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沈琳 二胡 女人花

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