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しゅ逆鱗げきりんるるなくんばすなわちか

ー無嬰人主之逆鱗則幾ー  韓非子 説難

【韓非子:二十五巻五十五篇。戦国時代の韓非の撰。先秦時代の法家の学を集大成し、
それに韓非の考えを加えたもの。はじめ「韓子」と称したが、
宋以後、唐の韓愈と区別するため「非」の字を加えたもの】

原文:
夫龍之為蟲也、柔可狎而騎也、
然其喉下有逆鱗径尺、若人有嬰之者、
則必殺人。人主亦有逆鱗。
説者能無嬰人主之逆鱗、則幾矣

書き下し文:
りゅうむしるや、じゅうなるときはれてるべきなり。
しかれども喉下こうか逆鱗げきりん径尺けいしゃくなるり、人之ひとこれるる者有ものあらば、
すなわかならひところす。人主亦しゅま逆鱗有げきりんあり。
説者ぜいしゃ人主じんしゅ逆鱗げきりんるることくば、すなわちかからん。

 

意解:
「竜という動物は、馴らせば、人が乗れるほどおとなしい。
だが、喉の下に直径一尺ほどの鱗が逆さまに生えていて、
これに触れようものなら、必ず人を噛み殺す。

人のトップにもこの逆鱗がある。
それに触れないように話すのが説得の極意である。」

「韓非子」は、トップを説得する極意を語る中で、
「トップを説得することの難しさとは、相手の心を読み取った上で、
こちらの意見をそれに当てはめる。それが説得の極意である」と言っている。

人のトップだけではなく、人間は誰でも逆鱗のようなものを持っている。
それに触れないように心がけることが人間関係を円滑にする極意なのかもしれない。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。


 

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沈琳 二胡 女人花

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