天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず|孟子 公孫丑章|
第八章 リーダーの心得
天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず
ー天時不如地利、地利不如人和ー 孟子 公孫丑章句上
【孟子:七編。戦国中期の儒家孟軻の言行や学説を編集したもの。性善説や王道論は有名。四書の一つ】
書き下し文:
天の時は地の利に如かず、
地の利は人の和に如かず。
中文略・・・
故に曰く、
『民を域るに封疆の界を以てせず、
国を固むるに山谿の険を以てせず、
天下を威すに兵革の利を以てせず。』と。
道を得る者は助け多く、
道を失ふ者は助け寡なし。
助け寡なきの至りは、親戚も之に畔き、
助け多きの至りは、天下も之に順ふ。
天下の順ふ所を以て、親戚の畔く所を攻む。
故に君子戦はざること有り。
戦へば必ず勝つ。」と。