諍臣は必ずその漸を諫む|中国古典 名言に学ぶ

Pocket
Facebook にシェア
このエントリーを Google ブックマーク に追加

 

第八章

諍臣そうしんかならずそのぜんいさ

ー諍臣必諫其漸ー  貞観政要 卷二 論求諫 貞觀十七年
【貞観政要:じょうかんせいよう|十巻。唐の呉兢の著。
唐の太宗と重臣とが政治に関して論じたものを、四十門に分けて類編した書】

原文:
諍臣必諌其漸
及其滿盈、無所復諫。

書き下し文:
諍臣そうしんかならずそのぜんいさむ。
満盈まんえいおよびては、いさむる所無ところなし。

意解:
唐の褚遂良ちょすいりょうという重臣が太宗に語った言葉である。

諍臣そうしん」とは、トップに過失があったとき、敢然としていさめる臣下を云う。
しかし、そういう諍臣でも、諌めるときは、
ぜん」すなわちきざしの段階で諌めるのだという。
なぜなら、末期症状をていするようになっては、
どんなに諌めても、もはや手遅れだからである。

たしかに、手の施しようがなくなってから強意見こわいけんしても、なんの効果もない。
「漸」のうちにしてこそ意味があるのだ。
無駄なことはお互いやめたほうがよいのかもしれない。

昔も今も、諫言かんげんを嫌うトップが多い。そうなると部下のほうも、
トップの鼻息ばかり伺って、あえて諫言などしなくなる。
これでは、仮にトップが誤った方向に突っ走った場合、
全く歯止めがかからない。

*参考資料:「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
貴方も私も 在りたいですね。

 

 

ナオン について

美容業界での長年のマネージメント能力を活かし、 人生の選択時により善い選択(決断)の一助になればと、 中国古典の「意解」に取り組んでます。 古希を目前にして振り返れば、 その折々により善い選択(決断)が出来なかった事、 心ならずも人の心を傷つけてしまった事に、 後悔の思いは数知れず、走馬灯のように過ります。 私のように後悔先に立たずという思いは 読者には少しでも避けてほしいとの思いで ”中国古典 名言に学ぶ 総集編”を作成しました。
カテゴリー: リーダーの心得 タグ: , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください