世を処するに一歩を譲るを高しとなす|中国古典 名言に学ぶ

Pocket
Facebook にシェア
このエントリーを Google ブックマーク に追加

 

第七章

世をしょするに一歩をゆずるをたかしとなす

ー処世譲一歩為高ー  菜根譚 前集 17項
【菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、
後集135条では退静閑居の楽しみを論じている】

原文:
処世譲一歩為高。
退歩即進歩的張本。
待人寛一分是福。
利人実利己的根基。

書き下し文:
世をしょするに一歩をゆずるをたかしとなす。
退しりぞくるはすなわを進むるの張本ちょうほんなり。
人を待つに一分をひろくにするはこれさいわいなり。
人をするはおのれを利するの根基こんきなり。

意解:
人生は一歩譲って生きること(自説を一部分引っ込めて、
相手の主張を少し認めること)が、自分が進歩成長する伏線となる。
人には寛大に接することが結局、実益につながる。
人のためを忖度そんたく(他人の気持ちや考えを推しはかる)することが、
結局は自己の利益を守ることになると言っている。

人はそれぞれ自分が得てきた経験、知識は違うもの、
それらを考慮し、一歩譲って相手の主張を理解し認めることも必要だろう。

*参考資料:菜根譚 前集 17項

 
私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
貴方も私も 在りたいですね。

 

ナオン について

美容業界での長年のマネージメント能力を活かし、 人生の選択時により善い選択(決断)の一助になればと、 中国古典の「意解」に取り組んでます。 古希を目前にして振り返れば、 その折々により善い選択(決断)が出来なかった事、 心ならずも人の心を傷つけてしまった事に、 後悔の思いは数知れず、走馬灯のように過ります。 私のように後悔先に立たずという思いは 読者には少しでも避けてほしいとの思いで ”中国古典 名言に学ぶ 総集編”を作成しました。
カテゴリー: 人と接するための心得 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください