
心、虚ならざるべからず
第二章
心、虚ならざるべからず
ー心不可不虚ー 菜根譚 前集 75項
【菜根譚:明の洪自誠編。前集222条では人との交わり、事治、対応の道を説き、
後集135条では退静閑居の楽しみを論じている】
原文:
心不可不虚。
虚則義理来居。
心不可不実。
実則物欲不入。
書き下し文:
心、虚ならざるべからず。
虚なれば則ち義理来たり居る。
心、実ならざるべからず。
実なれば則ち物欲入らず。
*義理:正しい道理

心、虚ならざるべからず
意解:
心を雑念で満たしてはならない。
雑念が詰まっていなければ、そこに道理が入ってくる。
心はいつも充実させておかなければならない。
充実させておけば、物欲の入り込む余地がなくなる。
良き時も、悪しき時も、
心に喜びを、心に豊かさを、心に優しさをもてるようにありたいですね。
[決定版]菜根譚 著者: 守屋洋 を参考に
自分なりに追記や解釈して掲載しています。
私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
貴方も私も 在りたいですね。