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小人しょうじんあやまつやかならかざ

 

ー小人之過也必文ー   論語 子張 第十九
(論語:十巻二十編。孔子や孔子の門弟の言行を記したもの。
儒家の聖典とされている。四書の一つ。)

 

{原文}

子夏曰、
小人之過也必文。

 

{書き下し文}

子夏しかわく、
小人のあやまつや必ずかざる。

 

{意解}
「小人は、失敗をやらかすと、取りつくろうことばかり考える」
孔子の弟子十哲のひとり、子夏しかの語った言葉である。
かざる」ことがなぜまずいのか。    

第一に、どうしてこんな失敗をやらかしたのか、
その原因を究明しようとする姿勢にかけるので、
二回、三回と同じ失敗を繰り返す恐れがあること。  

第二に、失敗したことに対する反省がないので、
人間としての進歩も向上も期待できないことだ。  

君子にも失敗はあるが、 かりに失敗をおかしても、
気づいたら即座に改め、常に反省を怠らない。
だから、同じ失敗を繰り返さないのだという。

孔子の弟子の曾子そうしは 「われ、日に三度吾が身をかえりみる」と語っている。


参考資料:

孔門十哲
*徳行  顔淵 | 閔子騫 | 冉伯牛 | 仲弓
*言語  宰我 | 子貢
*政事  冉有 | 季路
*文学  子游 | 子夏

孔門十哲

 

子夏は 文学(学問のこと)に優れていて、 後、魏文公の儒となり、
孔子以降の経書の多くについて 子夏の貢献度は大、とされる。
単なる儒家というより、
中国古代哲学の多くの側面に足跡を残したのが子夏である。

{原文}
子夏曰、
賢賢易色、

事父母能竭其力、
事君能致其身、
与朋友交、
言而有信、
雖曰未学、
吾必謂之学矣。

{書き下し文}
子夏曰く、
賢を賢として色にえ、

父母につかえては能く其の力をつくし、
君に事えてくその身をいたし、
朋友ほうゆうと交わるに言いて信あらば、
未だ学ばずとうといえども、
われは必ずこれを学びたりとわん。

{意解}
子夏は語る。
「本能的に異性にかれるように、賢人は賢人としてうやまい、 
親孝行をするときは全力で行い(考)、
君子に仕えるときはその身をもって尽くし(忠)、
友人と会うときは、口にしたことを裏切らないようにする(信)。
このような事ができる人が
『まだ学問をおさめていないので自分は賢人ではない』と
言うかもしれないが
私はこの人のことを立派な賢人として接するでしょう。」

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。


 

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沈琳 二胡 女人花

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