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逆境を


疾風しっぷう勁草けいそう

 

ー疾風知勁草ー     後漢書-列傳 銚期王霸祭遵列傳
(後漢書:百二十巻。本紀十巻、列伝八十巻は、 南北朝時代、
南朝宋の范曄(はんよう)の選で、 志三十巻は晋の司馬彪の
続漢書から取っている。)

 

{原文}
潁川從我者皆逝。
而子獨留努力。
疾風知勁草

 

{書き下し文}
潁川えいせんにて我に従う者、皆く。
しかして子ひとりとどまり努力す。
疾風しっぷう勁草けいそうる。
 


 


{意解}

劉秀りゅうしゅう大司馬だいしばに、王覇おうは功曹こうそう令史れいしとなり、
河北の攻略に従軍際、

王覇に従っていた賓客は数十人居たが、
困難な河北攻略に客達は次第に離れていき、
遂には王覇一人になった。

その折に劉秀が王覇に云ったことばである。
 

勁草けいそう」とは、強い草のこと。
風のおだやかな日には、強い草も弱い草も区別がつかないが、
疾風しっぷうが吹き荒れると、弱い草は地べたに這いつくばってしまうが、
強い草はたたかれても叩かれても、
頭を上げてまっすぐに立とうとする。

疾風の吹き荒れる日にこそ、勁草の真価が発揮される。
 

人間もそれと同じこと、平穏無事な日々には、
強い人間も弱い人間も、見分けがつかない。
困難や逆境に出会ったときに、

はじめてその人間の真価が見えてくる。
「疾風に勁草を知る」とは、こういう意味である。

 孔子の言葉にも「真価は苦境・逆境のときに表れる」
とある。

人生には難事や苦しい状況の時もある。
しかし、そこでくじけては、なんにもならない。
そんな時こそ、上を向き、胸を張って進みたい。
疾風に耐える勁草のように。

 

*「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

 

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沈琳 二胡 女人花

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