疑わば用うるなかれ、用いては疑うなかれ|中国古典 名言に学ぶ

疑わば用うるなかれ、用いては疑うなかれ

疑わば用うるなかれ、用いては疑うなかれ

第八章


うたがわばもちうるなかれ、もちいてはうたがうなかれ

ー疑人勿用、用人勿疑ー  通俗編 交際 巻13
【通俗編:三十八巻。清の擢項の撰。日常使っている語を集めて分類し、
その出処を明示したもの。天文・地理・時序以下三十六類に分けている】

原文:
疑人勿用、
用人勿疑。

書き下し文:
うたがわばもちうるなかれ、
もちいてはうたがうなかれ。

疑わば用うるなかれ、用いては疑うなかれ

疑わば用うるなかれ、用いては疑うなかれ

意解:
人を使う本質である。
信頼の置けない人物は初めから採用するな、
見込んで採用したら、最後まで信頼して使え、と言っている。

リーダーのマニュアル的言葉ですが、
往々にしてこの逆のパターンが多いのではないだろうか。
せっかく部下を採用しても、信頼して仕事を任せられない。
その感情は、自分が上から信頼されているかいないか、
敏感に伝わるものである。
信頼されていないと感じれば、萎縮いしゅくして、
実力の半分も出し切れないという悪循環になってしまう。

もっとも、部下を信頼せよと言っても、
その相手が信頼するに足る人物であるかを、
じっくり見極めてかからなければならない。
信頼できない人物を信じるのは、これまた不安の種となる。

人をみる眼を養っておかなければ
リーダーは務まらないということでもある。

*参考資料:「中国古典一日一言」守屋洋(著)をもとに、
自分なりに追記や解釈して掲載しています。

私たちは、日々、何をするにしても
大なり小なり、決断(選択)をしている
その折々に思い出し、
より善い選択(決断)ができるように
貴方も私も 在りたいですね。

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